少子高齢化社会を数値で見る ~メディアン年齢上昇と労働年齢人口の減少~

少子高齢化社会を数値で見る ~メディアン年齢上昇と労働年齢人口の減少~

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海外に行って、街を歩いて皆さんどんなところに違いを感じますか?建造物の意匠や、清潔さなどそういう部分に最初は目が行くと思います。私、今現在オーストラリア在住ですが、しばらくいるうちに大きな違いに気付くようになりました。日本にいる間は、全然自覚したことが無かったですが、オーストラリアの街を歩いている人って若いんです。

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あくまでも印象なんですが、子連れで街中を歩いている夫婦、それも2,3人くらい子供を連れているのが普通です。

こういうのって、意外と気のせいってこともあると思うんですが、実際検証したデータとかあるのかなと思ってみてみると、ちゃんとありました。最近読んだ経済本(『日銀、「出口」なし!異次元緩和の次にくる危機』)に出ていました。以下に二つのグラフを引用します。

キャプチャ

上の表は、国連中位推計によるメディアン年齢を国別・年代別に図表化したものである。メディアン年齢とは赤ん坊から最高齢のお年寄りを年齢順に並べた場合に一番真ん中にいる人の年齢のことである。

http://cache5.amana.jp/preview640/10471000174.jpgより引用
http://cache5.amana.jp/preview640/10471000174.jpgより引用

最も近い年代で参照すると、2015年時点で日本は46.5歳、アメリカ37.7歳です。日本は1960年以降一貫してメディアン年齢が上昇し参照できる国の中ではダントツに高年齢であることが分かります。2015年時点での46.5歳という数値にも驚きですが、この数値はドイツ以外の国が2050年に至るまで到達しない35年もの先を進んだ高齢化社会ともいえます。

街で歩いていて年齢層の違いを実感するのも無理ないですね。

キャプチャ

別の切り口で、労働年齢人口(15-64歳)推移を2010年を100として図表化したものが上図です。日本は1995年がピークでその後急激に減り続けていることが分かります。2050年時点で労働年齢人口は2/3になると推計されています。こういった人口予測はかなり信頼度の高いものです。

少子高齢化は避けようの無い現実として、実感としても数値としてもあらわれてきているんですね。

正直この図表を引用させていただいた本書を読んで日本の現状の厳しさを改めて思い知らされました。
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